下水道管更生工法とは?

近年、下水道施設の老朽化が進み、機能の低下や道路陥没の要因となっていることなどが問題となり、その維持管理・更新改築が重要視されるようになりました。
このような何らかの処置が必要な管渠の改築・補修をする場合、掘削せずに非開削で改築・補修する更生工法が活用されています。当社は各管更生工法協会に加盟し、効率的なインフラ整備を行っています!

 

民間工場内等の環境問題に留意した排水管に対する計画的維持管理(受水槽の設置、排水管の清掃、点検、調査、補修)をトータル的にサポートさせて頂きます!

神戸新聞に掲載

神戸新聞に「市内下水管35%老朽化」と掲載されています。

耐用年数50年を経過した下水管が増加、管のヒビ割れによる土の流入や、腐食による道路の陥没も年間で30ー50件も起きています。この更新工事にライニング工法(管更生工法)が使われいます。
道路を掘り返して管ごと交換するのではなく、特殊素材を注入し、内側に厚さ数センチの新しい管を作ります。
市内での管更新工事では掘削することが無いので復旧も早くでき、工期圧縮、コストの削減にもなります。

光硬化工法の特徴は?

光硬化工法は老朽化した既設管路の本管更生、取付管更生、取付管接合部更生のそれぞれを行うことにより、管路(本管、取付管)を一体的に更生することができるのが光硬化工法です。

本管の更生はメインライナーと称する更生材料を既設管路に引き込み挿入し、空気圧を用いて拡径、断面形状を維持した状態で紫外線照射をおこなうことにより、更生材料を硬化する形成工法です。

 

光硬化工法の特徴ベスト9

1. CO2の大幅削減に貢献しています。

光硬化工法は熱硬化工法と比較するとCO2排出量を約70%削減出来る環境に配慮した工法です。

2. 施工設備がコンパクトです。

光硬化システムを使用しているため、施工設備がコンパクトであり、施工もきわめて簡単で作業時間も短縮できる工法です。

3. スピーディーな施工で工期を短縮することが可能です。

光硬化工法は熱硬化工法と比べ、ライナー材料の硬化時間が短く、作業時間が短縮できる工法です。

4.   現場条件にあわせて自由な仕様で作業が可能です。

メインライナーの厚みは種々の現場条件(自立管使用等)に対応できる工法です。

また。、ラテラル、ユナイトのライナー材も現場条件に合わせて厚みを選択することが可能です。

5. 不良箇所からの侵入水があっても施工可能です。

メインライナーとラテラルライナーは内外装を特殊なフィルムで包んでいるため、侵入水があったとしても影響なく施工できる工法です。

6. 更生材料のライフが長い。

更生材料のライフが3ケ月と長く、長期保管にも適しています。

7. 材料硬化後の収縮がきわめて少ない。

メインライナーは硬化後の収縮が極めて少ないため、硬化直後に本管口の切断や取付管口の削孔を行っても、まったく支障がありません。

8.高い耐震性を持っています。

更生管はレベル2の地震動に対しても流下機能を確保できるだけの耐震性を有しています。

9.優れた耐薬品性を持つ材料を使用しています。

更生材料は高強度で耐食性も兼ね備えた耐酸性ガラス繊維を補強材として使用しており、優れた耐薬品性、耐久性を有しています。

ポリエチレンライニング工法(PFL下水道管渠更生製管工法)の特徴は?

PFL工法は既設管渠(Փ800mm以上)の内面に高張力炭素繊維補強材(KBM)を取り付け、その後、表面部材である突起付きポリエチレンパネル(PFLパネル)を設置し、既設管とPFLパネルの隙間に専用モルタル(PL注入材)を注入、養生後、同材料(高密度ポリエチレン製)の溶接棒を用いてPFLパネルの継ぎ目を溶接することにより、水密性を確保し、下水管渠の更生を行う技術です。

ポリエチレンライニング工法(PFL下水道管渠更生製管工法)の特徴ベスト5

1.  耐荷能力を向上させます。

PFL工法によって更生された既設管は高強度な更生管として生まれ変わり、新管同等以上の強度を復元します。

2. 優れた耐摩擦性を有しています。

更生された既設管は硬質塩ビ管の約30倍の耐摩擦性を有します。

3. 優れた水密性を有しています。

更生された既設管の表面部材であるPFLパネルは、優れた水密性を有しており、侵入水を防ぎます。

4. 優れた耐薬品性を有しています。

更生管された既設管は耐薬品性に優れ、耐久力が向上します。

5. 優れた耐震性を有しています。

PFL工法の表面部材であるPFLパネルの伸び(600%以上)により、レベル2地震動で想定される地盤永久ひずみ、1.5%及び地盤沈下による屈折4°の挙動に対して割れ、ピンホール等が発生しないことが確認されております。